季節の分かれ目と書く節分、一年に一度の事ですから悪い鬼を追い出しましょう。
でも、何で悪い鬼を追い払うのに大豆?って疑問を感じる人は?..何故なのでしょうか。
見ていきましょう。
大豆はたんぱく質いっぱいの健康食品で生きていくために欠かせない食べ物ですが、どうして大豆なのでしょうか。
大豆に含まれる魔力のような栄養素とかかわりが深いようなのですが、この大豆の持つ力はどんな鬼でも退治できると信じられていました。
少し深堀りしていきましょう
現代は鬼というと、世間との人間関係の中に潜む天敵のようにとらわれていますが、日本に伝わる古来からの鬼というのは様々な邪悪を悪霊として災いをもたらすものとして恐れられていました。
その災いの正体は人々の目には見えない存在であって、人間が住む家の中に潜んだまま春を迎えてしまうと災いがおこり、それは家族の健康や安住までが脅かされてしまうのではないかと恐れられていたのです。
そこで魔力の栄養素といわれる大豆をまくことで災いをもたらす鬼を家から追い出す事ができると信じられていました。
魔力の栄養源の大豆とは、その大豆に含まれる栄養は
・タンパク質:植物性で血中コレステロールを低下させ肥満の改善。
・脂質・糖質・ミネラルの栄養素が豊富
・ビタミン、葉酸・鉄分も含まれる
人間が健康な体を維持していくために必要な栄養素がすべて含まれているという事がわかります。
畑の恵みである大豆をまくことで、鬼を追い出して畑に恵みを与えるというような意味も込められています。
豆まきしてますか..
元々、旧暦では立春は年の初めにあたっていたため節分は今でいう大晦日ですよね、この時に厄払いを行う習慣がありました。
春は何をするにも始まりの季節という考えのもとから暦の上での春が来る前日つまり、立春の前日2月3日になるわけです。
今では大豆だけでなく落花生など投げる豆もいろいろあるようで、家に潜む鬼を追い出せるのであればそれは色々あっていいですが、まずこれから豆まきのやり方を見ていきましょう。
年が明けて、お正月料理が片付くとスーパーでは春の七草と同じように一斉に節分コーナーが用意され豆なども置かれてきますよね。
そこで、節分を迎えるその日までに豆を用意します。
・豆は炒った豆を使いますが、最近では既に買うときに炒ってある豆が売られているようです。
火は邪気を払うという言い伝えもあり、炒った豆で鬼を追い出すようになりました。
(火を通すときはフライパンで弱火のまま豆を転がすようにして軽めに炒ります)
豆まきは鬼が家の中で潜みやすい隅や押し入れなどあらゆる場所めがけて、邪気は出ていけ!といわんばかりに「鬼は外」!そして福を呼び込むように「福は内」!と願い、豆をまいてください。
豆は食べられます
鬼を退治した豆は「福豆」といわれ、 歳の数に1個足して 食べることで、この一年健康で過ごすことが出来ます。
もう一つ福豆を急須に入れてお茶を入れ「福茶」としても豆の香りが楽しめておすすめです。
それでは、健やかな春を迎える前に早速実践してみましょう。
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