一言でいえば2020年の梅雨の傾向は..梅雨らしい梅雨

7月のこれまでの傾向は近年に見られる大きな気象の偏り、晴れ続き・雨ばかりの年に比べれば、雨が多くなっていますがここまでは梅雨らしい梅雨
..とはいっても、悪天候をもたらす寒暖の綱引きによって停滞する雨雲の影響で災害が引きおこされている地域の方にとりましてはそれどころではありませんね
梅雨時期に晴れが続くというのは太平洋高気圧の張り出しが強い
梅雨時期に雨が続くというのは太平洋高気圧は張り出してはいるが弱い
上記の天気図は7月25日のものですが、今年の梅雨を象徴しています
2020年の7月の傾向は後者で何かと日本列島に梅雨前線(寒暖の綱引き状態によるぐずついた状態)が日本列島のどこかしらにかかっている日がとにかく多いのがわかります
(気象庁が公式に公表している7月の日ごとの天気図を参照しています)
平年、冷夏をもたらす原因となるオホーツク海から張り出す冷たい高気圧の影響が2020年はとにかく多い
大陸から進んでくる移動性高気圧が梅雨前線を押し下げる日は少なかったのに比べオホーツク海高気圧とのせめぎあいが日本列島上で行われているのが2020年7月の特徴であるかのようです

もう一つの2020年の梅雨の傾向としていわれているのが大陸の偏西風が大きく蛇行している
これとオホーツク海からの高気圧の張り出しにも関連がありそうですね
今後を含め太平洋高気圧の張出しが強い弱いというのがそもそも夏らしくなるのか、そうでないのかのカギを握っているようですね**注目です!!**
今年2020年の梅雨明けと夏の傾向を見ると2020年の梅雨明けは平年より早くなり猛暑ではないかといわれていましたが、今後は短くも最近にはない夏らしい夏になるのではないかともいわれています
夏らしい夏..というのはただ安定した夏空が続くだけではなく、時には大気の不安定な状態がもたらすゲリラ豪雨、台風による一時的な気象の悪化などそのすべてをひっくるめて夏らしい夏ということです
また昨年多くの被害をもたらした台風の声をきかないのもこれまでの2020年の夏の特徴なのかもしれません
ただ、注意しなければいけないのがその一時的な気象の悪化によってもたらされるゲリラ豪雨や台風など、一回に押し寄せるその大きさや規模というのは年々強大になっているという事
いくら夏らしい夏といってもその大きさは秋までの気象の最大の関心事として今後は注意をしていかなければならないようです
これはまだ見ぬ先のことを予測しただけにすぎませんが、やはり”夏らしい”というにふさわしいカギを握るのがやっぱり”太平洋高気圧”ということになるのは事実で予測ではありません
強くなれば8月は暑い..弱ければ8月はすっきりしない..そこに絞られています
2020年は夏なのに夏らしくない..自粛を余儀なくされているいつもとは違う夏..


暑いのが苦手な人にとってはこのままでいいという人もいるのでしょうか…
天候不順は食べ物が腐りやすくなるだけでなく体調にも悪影響をもたらすといわれていますから8月も引き続き注意しなければいけなくなりそうです
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