本格的な台風シーズンとなる9月からの秋台風の発生は2018年9月は4個、8月に発生した台風21号の影響が懸念されるなかで9月が始まりました。
2018年9月の台風は結局本土への上陸はこの台風21号を含み2個
8月の勢いからしてかなり警戒された中で2019年9月の台風の数としては、意外であるようにも思えます。
「猛烈な台風24号」は台風21号の再来と恐れられた中での警戒
9月18日に生まれ21日に台風24号となってフィリピンの東の海上を北上、台風22号 で甚大な被害をもたらしたフィリピンではかなり警戒された中での台風24号の接近 だったようです。
そのフィリピンを北上して日本列島へ向かう際に「猛烈な台風」となり29日以降に日本列島に近づくと非常に強い勢力を保ったまま沖縄地方を通過し、30日に和歌山県に上陸しました。
猛烈な台風
(天気図:日本気象協会tenki.jp)
台風24号はその後、日本列島を縦断しながら北東へ進み10/1日に日本の東の海上で温帯低気圧になりました。
この時、最近の台風の予測のつかない動きに備え首都圏では台風に備えJRなどの交通機ではで初めて計画運休の措置が取られたのも記憶に新しいですね。
2018年の酷暑と言われた夏の主役である太平洋高気圧が全体として日本の南東側辺りから張り出していたため台風などの影響はどちらかと言えば西日本が中心と なってしまったようです。
2018年の7月~9月までの夏の特徴は..
日本列島は1994年以来の猛烈な暑さに見舞われた夏の印象が強くなりました。
まず2018年の夏は関東甲信での6月の梅雨明けに始まり、7月の猛烈な暑さ。
2018年の猛烈な暑さをもたらした太平洋高気圧に加えて高温をもたらすチベット高気圧の張り出し..そして8月の異例の台風の発生..と何もかもが極端すぎました。
夏の特徴となる気圧配置はどちらかと言えば東に高気圧の東高西低のようなかたちになりました。
そのため毎年ゲリラ豪雨に悩まされる関東も太平洋高気圧の勢力が強かったことが、大気の比較的安定した状態であった理由で例年よりは少なかったというのも特徴です。
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ただ、少ないとはいえ月別発生状況を見ると台風の影響が少なかったとはいえ 8月は時々上空の寒気の影響で発生する日がありました。
そして、2018年の夏の特徴といえば強い太平洋高気圧でしたが、太平洋高気圧から遠くなる西日本はその分台風の影響を受けやすくなってしまったようです。
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